豚と亀
誰もチャンスを与えてくれない?そう自分すらも。自分で自分のチャンスを逃して、ああ、止めとけと言われようとも自分で大荒れの海に飛び込んで行って後になって助けてくれと声を荒げたって、誰も助けてくれる筈が無いのだ
私は二十歳を越えても酒も飲みません、煙草も吸いません、ギャンブルもしません。
他人を信用しません、愛なんてありません
この世にラブなんてありません、あるのはせいぜいライクでしょうか
私の気持ちも所詮その程度のものだったのでしょうかと考えると、無力で惨めで堪りません
こんなこと、誰にも言えないので独り言の様に吐き棄てるしかないのです
ああ神様、私は無力です、罪深い雌豚です
私は私だと叫ぶことも出来ず自分を見失いそれでけらけら笑っていた大馬鹿者です
何が個性でしょうか、何が自覚でしょうか、何が人格でしょうか、何が人間でしょうか。
そのうち私も若きを失う、と言うかそもそも既に穢れた中古の十九歳の需要などあるのでしょうか。既に老いが見えて来て、まだ綺麗なうちに死にたいと思います、死にたいとは思いませんが。
高校生の頃の自分が今の自分を見たら何と言うでしょうか、殴るでしょうか、殺すでしょうか
結局私は過去から何も学ばずその場の雰囲気に流され自分なんて無いのです。愚かな人間です、だからこそ、誰も愛してはくれません。当り前のことです。私は最初から愛されたいなど考えてはいけなかったのかも知れません
今となっては解りません。全て私の所為なのですから